日本に空気を吸いに来る人がいる!?

昨年末、半年ぶりに北京に出張しました。
そして、久しぶりにPM2.5の歓迎を受けました。
中国では特に北京から北方の東北部と言われるエリアで冬季のPM2.5汚染が凄まじいです。

北京以北は、基本的に冬は最高気温が一日中零下という寒さです。
ただ、日本のような湿度のある重い空気とは違い「からりと冷たい」ので、実際の気温ほど寒さを感じません。

それほど寒さを感じない理由はもう一つあって、北京以北エリアには北海道のようにセントラルヒーティングが全世帯に入っており、室内の暖かさだけは平等に担保されているからというのもあります。しかし、このセントラルヒーティングが曲者で、これのために大量の石炭を燃やすのでPM2.5発生の大きな原因となっています。

今回、北京で日本旅行商品を専門に販売している旅行代理店の方にお話を伺う機会がありました。この代理店さんには、超富裕層顧客がいらっしゃるとのことでしたので、本当のお金持ちがどんな日本旅行をされているのか聞いてみました。

・飛行機は2回に1回はマイレージ利用。自腹の時はビジネスクラス。
・懇意の在日中国人ガイドがおり、最新の日本事情はこのガイドから。
・宿泊先は定宿の椿山荘。本格的な日本庭園がお気に入り。
・移動は全て専用ハイヤー手配。
・毎回7泊か8泊で来日するが、ほぼ東京のみに滞在。
・朝、新宿御苑や代々木公園、明治神宮などを散歩するのが来日の主要目的。
・日本は、「年4回ほど新鮮な空気を吸いに来る」デスティネーション。

このお客様は、日本以外にも世界中を旅されているとのこと。
その中で、「日本は新鮮な空気を吸いに行く場所」というポジショニングには驚かされるとともに、こういう真のお金持ちがお金を落としたくなる場所が日本にないというところに課題感を覚えました。