春節、今年も爆買ハイシーズンが始まりました。

旧正月春節。今年もたくさんの中国人が日本に来ています。
テレビでも、春節の中国人の爆買いニュースが毎日のように見られますね。

今年の春節(旧正月)は2月8日が元旦です。
10月の国慶節と並んで、旧正月は中国人の海外旅行ハイシーズンです。
この時期、中国国内でも海外旅行についてさまざまな報道が流れます。

2016年1月26日中国最大の旅行サイト携程(Ctrip)は、「2016年、中国人旅行客にとって最も訪れる価値のある10大デスティネーション」を発表しました。トップから順番に見ると、日本、タイ、韓国、アメリカ、シンガポール、オーストラリア、ロシア、インドネシア、イギリス、ニュージーランドとなっており、日本は栄えある第1位に輝いています。

その理由として、「5年のマルチビザ緩和、地方へのフライト増便」に加え、特に自由旅行、リピーターが増え、よりディープな日本にニーズが増えているから」としています。本記事の中でも、「北海道、名古屋、福岡、旭川、函館、箱根、熱海・・・」と、地方も訪れるべきところが挙げられており、地方への集客も期待が持てそうという論調が高まっています。

実際に、2015年の訪日外交人旅行客は約2000万人で、前年比47%増。またインバウンドマーケットはついに3兆5000億円のマーケットにまで成長しました。

一方で、実は爆買いをしているのはどんな人なのかという分析はあまり見かけません。
改めてですが、中国からの旅行客がどのような人かを見てみましょう。

下のグラフは、先日速報値が発表された観光庁「2015年訪日外国人消費動向調査」のデータです。

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ちなみにこの調査は「トランジット、乗員、1年以上の滞在者等を除く日本を出国する訪日外国人客」を対象に2010年から実施されているもので、国が実施するものとしては、インバウンド旅行客の消費事情を捉える唯一の統計調査でもあります。

これを見ると中国からの訪日客は、他の国や地域に比べ「団体で初めて日本に来ている」ことが見てとれます。

団体旅行の場合、当然行き先は個人の自由にはなりません。
また、初来日率が高いということは、「まずは東京、富士山」という情報収集になるのも当然です。

これを見ると、いま、地方の空港や港湾が潤っているのは、本当にそこから日本に入りたい人ではなく、東京などの大都市に入り、大都市から抜けるツアーを買えなかった人々なのではないかという想像ができます。
となれば、本当の地方の魅力を求めて日本にやってきている人はまだそれほど多くないのではないか、という気がします。

地方の魅力発信はまだはじまったばかり。「自ら選んで地方から」という人をどれだけ増やせるかが大事な指標になるのではないでしょうか?